東京都指定有形民俗文化財

武蔵野(野川流域)の水車経営農家
 武蔵野地域の水車は、江戸期以降新田開発に伴って数多く設置され、明治末期から大正期に
かけて産業技術近代化の中で最盛期を迎えました。その後昭和に入ると急激に減少していきま
したが、その中で、峰岸家は文化14年(1817)以来、5代にわたり水車経営に携わって
きました。
 「新車」と呼ばれる峰岸家の水車は、文化5年(1808)頃創設され、その後度重なる改
造を加え、現存する装置は、搗き臼14個(杵14本)、挽き臼2台、やっこ篩2台、せり上
げ2台を備えた多機能性を持つ両袖型の大型水車で、規模・形式ともに武蔵野地域を代表する
営業用水車です。
 野川の河川改修工事により昭和43年に水車の稼動は停止しましたが、ここには、水車とと
もに、母屋・カッテ・土蔵・物置などの建物や水車用用水路跡。「さぶた」なども現存してお
り、武蔵野地域の水車経営農家の旧態を留める貴重な民俗資料です。   パンフレットより
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