●所在地/東京都青梅市森下町499
●交 通/JR青梅線「青梅」駅下車徒歩10分
●休館日/月曜日
稲葉家は江戸時代に青梅宿の町年寄を務めた家柄で、青梅でも有数の豪商でした。青梅街道
に沿って蔵造2階建の母屋、門、棟割長屋が並び、母屋の東側に井戸が掘られ、北側には土蔵
(屋根、壁が壊れたため解体)があります。
間口5間半、奥行7間の土蔵造の母屋の表部分は、店舗として商業活動の場にあてられ、奥
の部分は生活の場になっていました。
店舗部分は、間口いっぱいに土間をもつ前土間形式で、防火戸の収納部となる袖壁を左右に
もつ間口5間半、奥行4間4尺5寸の1階部分と、土戸で守られた窓を持つ梁間4間の豪壮な
登梁様式の2階部分からなっています。棟の低い登梁様式であることから、江戸時代後期(1
8世紀後半)の建築と考えられます。
また、解体された土蔵(復原検討中)は明治19年(1886)頃の建築、棟割長屋・門・
井戸の覆屋などはそれ以降の時代に建築されたものと考えられています。 ポストカードより