茅ヶ崎市民俗資料館(神奈川県茅ヶ崎市)
茅ヶ崎市指定重要文化財 旧三橋家住宅
この建物は、茅ヶ崎市が香川の三橋家から寄贈を受け、ここに移築復元したものです。三橋家は香川の旧家で、江戸時代には香川村の中の、旗本戸田氏の知行地の明主を務めました。この建物には、文政11年(1828)の年号のある棟札や、建築の経過を記録した「大工木引(挽き)萬控帳」(文政10年)などが付属していて、建てられた年代が明らかです。この建物を建て、「控帳」を残した当時の三橋家の当主は伊右衛門といい、伊右衛門から6代の間、住宅として使われてきました。「控帳」によると、文政10年7月9日に木挽き職人の仕事が始まり、8月25日に手斧立の儀式、11月14日に棟上げ、内装などの作業を経て建物は翌年の2月末に完成しています。この民家は①江戸時代末期の農家の造りを残している、②修繕や改造が少ない、③建築年代や建設の経過を表す記録を備えていることなどの特徴があることから、茅ヶ崎市重要文化財に指定して、移築復元しました。 パンフレットより。
茅ヶ崎市指定重要文化財 旧和田家住宅
この建物は、茅ヶ崎市が荻園の和田家から寄贈を受け、移築復元したものです。和田家は、荻園の旧家で江戸時代には荻園村の村役人をつとめました。この建物は、同家11代和田清右衛門によって建てられました。移築復元のための解体作業中に、「安政2年3月吉日」(1855)の年号がある棟札が発見され、建てられた年代が明らかです。解体した昭和57年までに、128年間の歴史を経たものです。また、棟札の他に「居宅普請財(材)木買入帳」などの記録も残っていて、嘉永4年(1851)に材木の購入が始まったこと、これらの購入先、工事にたずさわった職人たちのことなどがわかりました。建物は、桁行約21㍍、梁行約11㍍、面積約224平方㍍、7つの部屋と広い土間のある大型の民家です。この民家は、①幕末大型民家の特徴を備えている、②ケヤキを主とした良質の材料を用いている、③改造が少ない、④残されている記録から建設の経過などがわかる、などの特徴を備えていることから、茅ヶ崎市重要文化財に指定し、ここに移築復元しました。 パンフレットより
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