難波田城公園資料館(埼玉県富士見市)
施設の概要
難波田城は、中世に富士見市を本拠に活躍した難波田氏の城館跡で、昭和36年、埼玉県旧跡に指定されました。荒川低地の一角に築かれた平城で、規模は5ヘクタール以上と推定されています。難波田城公園は、敷地面積約17000平方メートルの歴史公園で、この貴重な文化遺産を保存し活用することを目的にその一部を整備し、平成12年6月にオープンしました。
公園内は、敷地中央の難波田城資料館を挟んで東西に細長く、東側が難波田城の姿を復原した「城跡ゾーン」、西側が市内に建てられていた古民家を移築復原した「古民家ゾーン」に分かれています。
「城跡ゾーン」は、発掘調査の成果と古城図を基に、戦国時代の難波田城の曲輪や水堀、土塁が復原されています。水堀には花菖蒲や水蓮などの湿性植物が植栽されており、コイやメダカ、ドジョウなどの水棲動物が生息しています。
「古民家ゾーン」は、明治初期に建てられ市指定文化財である古民家2棟と長屋門が移築復原されています。穀蔵や文庫蔵、納屋などの付属屋を新築し、富士見のなつかしい農家の風景を再現しています。穀蔵では、郷土芸能や古民家復原のビデオの視聴もできます。また、地域交流施設「ちょっ蔵」も併設され、地元農産物や来園記念品などを求めることができます。
資料館では、難波田氏に関することや富士見市の中世から現代までの歩みを実物資料や模型、映像などを通してわかりやすく解説しています。「古民家ゾーン」内の長屋門展示室では、「富士見のなりわい」をテーマに市内から収集した農具などを展示しています。
旧鈴木家表門
市内針ヶ谷に所在した長屋門です。江戸時代に針ヶ谷の名主をつとめていた鈴木家の表門として建築されました。長屋門は江戸時代には家の格式を示すものとして武士・名主・寺院などに建築が許されていました。
くわしい建築年代は不明ですが、明治時代の中期以降に建てられたと推定されます。建築面積は約117㎡です。 現地説明板より
旧大澤家住宅
市内東大久保に所在した民家です。江戸時代に大久保村の名主をつとめた大澤家の母屋として、明治4年(1871)に建築されました。
「式台」とよばれる玄関や違い棚、付書院を備えたオクザシキなどに、名主宅としての風格を残しています。
建築面積は約278㎡です。 現地説明板より
旧金子家住宅
市内水子に所在した民家です。金子家の母屋として明治4年(1871)に建築されました。金子家は、江戸時代には、農業のかたわら油商を営んでいました。そのため、広い土間や出入口の揚戸など、商家のつくりもあわせもっています。
建築面積は約176㎡です。 現地説明板より
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